泣き言 in ライトノベル

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天使は炭酸しか飲まない #丸深まろやか #Nagu

やべぇ、めっちゃ面白い。

記憶と恋がしゅわりと弾ける、すこし不思議な青春ストーリー。

恋に悩みはつきものだ。
気持ちを伝える勇気がほしい。意中の相手の好きな人が知りたい。誰かに悩みを聞いてほしい。背中を押してほしい。
そんなやつらの気持ちが、俺には痛いほどわかる。
忘れられない過去があるから。そして、彼らを救える「ちから」があるから──。
だから、俺、明石伊緒は“天使” となった。
「やっと見つけたわ、久世高の天使」
恋多き乙女、柚月湊の異常な惚れ癖を直すため、天使は少女の頬に触れる。記憶と恋がしゅわりと弾ける、すこし不思議な青春物語。

めっちゃ面白い良作。

ちょっと不思議な能力を持った主人公が恋愛相談を受け付ける「天使」として活動していたところに美少女・柚月湊が好きな人が多すぎるという相談をしてくるというストーリー。

少なくとも僕は色々なライトノベルを読んできたという自負はあるんだけど、好きな男の人が多数いるっていう設定は真面目に見たことがないので凄く新鮮だった。雑魚雑魚ラノベ読みだから「いや、これ絶対主人公に即落ちするじゃん!」と思ってたんだけど、全然そんなことなくて「ああ、まあ物語を考えたらそうなるよね」っていう感じになって最近イチャラブ系ばかり読んでいるから引っ張られたのを自覚して笑ってしまった。

柚月湊という少女がなぜ恋多き乙女なのかは予想の範囲内だったけど、そこからじゃあ、どうすればそれを解決できるのか、具体的などういう手段を取るのかっていうところが非常に良くできていていて、結果的に「そらそうなるよね」というところに綺麗に着地して個人的には大満足でした。

綺麗な青春物としての完成度は非常に高いです。大好き。