泣き言 in ライトノベル

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俺の女友達が最高に可愛い

分かり手が深い

多趣味を全力で楽しむ男子高校生中村カイには「無二の親友」がいる。
御屋川ジュン――学年一の美少女とも名高い、クラスメイトである。
高校入学時に知り合った二人だが、趣味ピッタリ相性バッチリ!
ゲームに漫画トーク、アニソンカラオケ、楽しすぎていくらでも一緒に遊んでいられるし、むしろ時間足りなすぎ。
「ジュン、マリカ弱え。プレイが雑」
「そゆって私の生足チラ見する奴ぅ」
「嘘乙――ってパンツめくれとる!?」
「隙ありカイ! やった勝った!!」
「こんなん認めねええええええええ」
恋愛は一瞬、友情は一生? カノジョじゃないからひたすら可愛い&ずっと楽しい!
友情イチャイチャ満載ピュアフレンド・ラブコメ!!

 最高だよね。こんなに可愛い女友達がいたら最高に楽しいに決まってるじゃん。これ読んでて思うのは主人公がめっちゃ格好いいってところだね。こういう格好良さを出してくれる作家さんは貴重だと思います。

 格好良さっていうのは見た目だけではなくて、女の子の可愛さを認めつつ、理性があるって主張できるところであったり、理不尽を前に自分の考えは絶対に曲げないっていう意思の強さでもあるわけで、きちんと描いてくれてとても嬉しかった。

 そういう意味で主人公を苦境に追いやる敵役みたいな存在が適宜登場してくれたのも凄くいい構成だった。確かにあんなに仲良くしてたら友達だなんて物言い通用しないよなと思うし、友達だと思ってないからこそああいう言い方をしてしまうのは敵役でありながら良い子に描けるんだよね。そのバランス感覚が凄いと思う。

 1巻の構成としては個人的には完璧だとすら思うから全人類に読んで欲しいラブコメだよね。