泣き言 in ライトノベル

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物理的に孤立している俺の高校生活8

愛河……愛河っっ!!!!!

というわけで物理的に孤立している俺の高校生、これにて完結です……。いや、完結してないが?

ここから愛河がサヨナラ逆転満塁ホームランを放つ可能性だって、ゼロではないから愛河は負けていない。私は常日頃から希望を抱いている。それは、ライトノベルやアニメ、マンガを楽しみながらもお気に入りのヒロインが主人公と結ばれるというただそれだけの未来である。

しかしながら、どうやら私の性癖は少し歪んでいるようで、私が好きになったヒロインは大抵勝利の栄光を掴むことはない。そして、本作も菖蒲池愛河が報われることはなかった。現時点では。

愛河はとても良い娘だ。

とっても可愛いし、きちんと気配りさんだし、そして何より可愛い。けれど、彼女が持っている気配りは、異能力によるものが大きいんだろうなとは思っている。つまり、彼女は魅了という異能力によって、魅了と言う人に好かれる力で多くのものを奪ってきたという意識が非常に強い。

それってつまり、グレ君のことをそこまで好きではない、ってことだと思うんですよ。友達の好きな人を奪ってしまった。それって友人の方が恋人よりも大事だってことなんですよ。魅了の力で歪めてしまった好意しか受け取れない愛河は恋人というものを決行軽く考えている気がするんですよ。

結局のところ、俺の考えでは愛河には今のところであるけれど、グレ君しかいないわけですよ。魅了は、愛河が一生付き合っていかなければならないものなわけで、それを歪めてしまうからといって、それを諦めてしまってはいけないだろう。

物語の都合上仕方ないかもしれないけれど、グレ君が愛河にそこまで想わせることができなかったことが、グレ君の敗因でしょう。というか、ケンカするほど仲がいい相手が必ずしも恋人として適正かはそれは別問題だとはおもうけど、それはまあ仕方ないか。

というか、グレくん、えんじゅと付き合ったらあんまり幸せになれそうな未来が見えないんだよなぁ……。