泣き言 in ライトノベル

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青春離婚

紅玉先生石川県出身だったの!?(どうでもいい)

 

 自分と共通点が出てくるとなんか親近感沸くよね(適当)

さて

青春離婚

とある商業高校の同じ苗字のせいで夫婦と囃し立てられたふたりの話

こういう物語の組立はいいなあと思いました

ちょっとした関係性が大切になっていって、当たり前になっていく

で、そのありがたみはやっぱり薄れていく

そして失ってしまったころにはその大切さがよくやくわかる

そういう過程が丁寧に描かれている

おきまりのパターンだけれどもまたやり直せばいいんだよ

「非公式恋愛」

こんどはTwitterbotに関するお話

閉鎖的な心がbotを通して世界を俯瞰することでちょっとずつ拡張されていく感じ

でも、閉鎖的な環境っていうのは逃げたいからこそそこに閉じこもっている

その壁をぶち壊していく少女の思いが随分と温かい

そして微笑ましい

ようやくスタートラインだけどきっといい結果が待っていると思う

「家族レシピ」

これはちょっとしたアプリゲームのお話

微妙な関係性の二人をそのアプリがつないでいく

それは確かに二人をつなぎとめてくれるものだけれどたやすく途切れてしまうものでもある

ちょっと大変な関係かもしれないけれど、それは多分ないかもしれない

きっと甘酸っぱい青春の1ページとなるだろう

幸せな家族になれるだろう

 

紅玉いづき先生らしい優しくて繊細で儚い物語だなと思う

ぎゅっと凝縮されていてあっという間に読み切ってしまったやっぱり買って損はない

 

青春離婚 (星海社FICTIONS)

青春離婚 (星海社FICTIONS)

 

 ノシ