泣き言 in ライトノベル

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きみは本当に僕の天使なのか

 瀬在麗~~~~~!!!!

 最高だった……。

推しアイドルとの疑似カップル生活!?

“完全無欠”のアイドル瀬在麗。
『彼氏発覚』『嫌がらせ不祥事』など、推したアイドルがことごとく引退していった僕の、最後の希望が、麗だ。
彼女が、僕の推す最後のアイドル。そう決めていた。
女性恐怖症を患い、女性と物理的距離が近づくと身体に不調が出てしまう僕が、勇気を出して参加した麗の『握手会』。
しどろもどろになりながら言葉と握手を交わしたその夜に、麗は何故か、僕の家に押しかけてくる。

「君さ、あたしの彼氏になってくんない?」

麗のその言葉から、僕の日常は急変した。
ステージの上に立つ麗しか見たことのなかった僕に次々と開帳されてゆく彼女の『オフ』の姿。
そして、麗が僕に近づいてきたことにも、「恋人になる」のとは別の目的があり……。
ただ憧れていただけのアイドルと共に過ごすことで、そのまばゆい輝きと、その下にぽっかりと口を開いた“深淵”を見つめることとなる。
女性を恐れながら、同時に憧れる僕。そして、アイドルとして輝きながら、どこか破滅に向かっているように見える麗。
二人の“恋人ごっこ”が向かう先にあるものとは。

“アイドル”を巡る、新たなる闘いの物語。 

 地雷女好き~~~~!!!

 と、個人的な好みは置いておいて、完璧なアイドルがアイドル業界の闇と戦っていく話、というのが本作のあらすじ。アイドルに夢を抱きつつも推しをやめられない主人公がその推しと疑似カップルを演じるのだけど、その彼女がまあ、地雷。

 酒、タバコを平然とやるアイドルだけど、パフォーマンスに影響でなければいいってスタンスの主人公は正直、尊敬に値する。いや、それに胡坐をかくアイドルはどうなのって話ですけどね?

 この主人公の在り方にはまじで感嘆を覚えるんだけど、いや、でも、お前、瀬在麗~~!! って感じだ。本当に好き……。