声優ラジオのウラオモテ #04 夕陽とやすみは力になりたい?
めくるちゃん、本当にすこ。
彼女はいわゆる声オタで更に言えば限界声オタに近い存在なんですが、それだけで何というかこう、恐れ多くも親近感を抱きますよね。恐れ多すぎる。そんな彼女の限界オタクぶりが僕は大好きなのです。(ここまで本巻に一切関係なし)
「夕陽と」「やすみの」「「コーコーセーラジオ、修学旅行編!」」
先輩声優めくると花火に、仲良しの極意を学ぼう! ということで始まりました修学旅行!! お揃いのセーラー服に身を包み、仲良くはしゃいでリスナーを安心させよう……なんて簡単にできたら今まで苦労はしてない夕陽とやすみ。
「佐藤って、セーラー服似合わないわね」
「は、腹立つ~……、なんだあいつ……」
めくると花火も巻き込んで、揉めたり照れたり忙しい最中、人気沸騰中でひっぱりだこな乙女の様子が何やらおかしい。大好きな先輩のピンチに、力になりたい夕陽とやすみ、束の間の休戦!?
そう、今回のお話は乙女姉さんのお話です。これまで割と危ない橋を渡り続けてきた二人を支えてきてくれた桜並木乙女さんの話です。だが、その前にめくるちゃんの話をさせてくれ。というのも先ほど乙女姉さんの話といったが、それは半分嘘で前半はあらすじにもあるように修学旅行編(遠出したとは言っていない)が展開されています。
いわゆる忌憚ない会話のドッジボールをラジオでやる二人がちょっとやばすぎない? という空気に不安を感じた制作サイドがお前らもっと安心させろよ、とぶちこむ話です。その時にめくるちゃんがやすみを連れ出して二人で飯食うシーンがあるんですが、そこのめくるちゃんの限界オタクぶりが大好きだ。
可愛すぎる。
こうしてブログを書いていると、今更ながら気づいているのですが、今回の二部構成ってきちんと繋がっているんだなぁと思いました。前半部分できちんと表出した課題が、後半部分においてもきちんと解決策として登場する。これって当たり前なのかもしれないですけれど、きちんと構成されているのはやっぱり安心できますよね。投げっぱなしのブーメランにしないのはたとえそれがブーメランを投げていると読者からは分からないとしても。そして読者はブーメランを投げたと分からなくても、投げたものが手元に戻ってくれば感心するものだと思います。
そういうものが積み重なった結果、面白いものが出来ているのだとすれば、この作品はやっぱり素晴らしいなと思う訳です。
限界声オタと人気声優の二面性が大好きです、めくるちゃん。
ノシ
流石に今回は木村君の直接の出番はなし(´・ω・`)