泣き言 in ライトノベル

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HELLO WORLD

野崎まど!??!?!??!?

何というか、『[映]アムリタ』~『2』や『独創短編』『Know』『バビロン』なんかを読んでいると「まどめ~~~!!!! 許さねぇ!?!??!」と言った感じの展開は多々あるのですが「あれ、野崎まど、浄化された?」と思ってしまうくらいの真っ直ぐな青春でした。

以下あらすじ

君の未来を守りたい!
セカイがひっくり返る、恋愛青春SF小説
映画原作 2019.9.20.Fri 全国ロードショー

「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説 

 話の流れを一言で表すと「未来の自分と協力して女の子を助ける」これに尽きます。本作はいわゆる『劇場アニメのノベライズ』という形で制作されています。アニメ映画は滅茶苦茶金がかかるだろうから、色々な意見が入っていることは言うまでもないでしょう。

 だからこそ、こういった形になっているのは非常に納得ができるし、作者が野崎まどだから、詰まらないなんてこともない。とても面白かったしとても感動できたと思います。ただ、Amazonレビューでもありましたが、これ、一本の小説としてはどうなんだ? みたいな感想はやっぱり抱いてしまうわけです。

 野崎まどだから終盤の勢いはある程度は想定していたけれど、ちょっと流石に追いつけなかった。辛うじてまくられてしまった感じです。

 よって、一言で表すとノベライズ『HELLO WORLD』は良作どまりかな、という感じです。9月20日に公開される劇場版『HELLO WORLD』を楽しみにしたいところです。

ノシ