泣き言 in ライトノベル

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平浦ファミリズム

たとえばの話。一人で何でもできる人というのはいるのだろうか?

答えは否であり、そう見える人は結局のところ、人より多くのことができるに過ぎないからだ。それはもう単純に時間という制約があるから。時間は誰にとっても平等であるから、どれだけ一人が頑張ったところで必ずその時間にぶつかってしまう。

すると、何かかを成すために誰かの力を借りるというのが、普通なわけだけど、誰でもいいかと言われれば、そういうわけじゃない。

何かを成すためには人がいて、その"誰"じゃない人は限られていて、それはどこまで広げられるのか、という話なのだと思う。

一人の少年が、家族を凄く大事にしていて、家族に寄り添って生きてきて、じゃあ、その家族に頼れないとき、どうするのか、つまるところ、この物語はそういうものなのだと思う。

ノシ