泣き言 in ライトノベル

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ぼくたちのリメイク7 ものをつくるということ

凄い、クリエイター残酷物語って感じだ。

 他チームとなり驚異的な成長を遂げていくシノアキ。対するチームきたやま△も最後のピースを取り戻して盤石の体制に。シノアキ擁する九路田組を打破する動画作品を作る――時には衝突しながらも一丸となり制作を進めていく。そんななか、僕、橋場恭也はシノアキに誘われ水族館デートに行くことに。一方、時同じくして九路田は加納先生に呼び出しを受け……。そして、勝負の舞台となる学園祭が始まる。圧倒的なクオリティを誇る九路田組の作品に評価で超える為、僕たちが打ち出した秘策とは――そして両チームの勝敗は意外な結果となり――。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、動画制作課題、決着!!

最近やったエロゲで見たバンドでいまいちブレイクできないメンバーの中で主力だけがソロデビューして崩壊する感じ!

いや、皆活躍しているからプロデューサーだけ残ったんだけど。後、河瀬川のデビューの仕方がこう、何というか雑に感じたのは気のせいだろうか? 河瀬川の適性が広報だった、というのは理解できなくもないんだけど、将来においてあまりそういうところが見えなかったから、あんまり納得度が高くないんだよね……。

過去に戻ったときも、スピンオフのときも河瀬川の立ち位置ってプロデューサー寄りのディレクター、みたいな感じで実はコスプレとかそういうので目立つ人間だったんだ、みたいなこと言われても、うんうん河瀬川可愛いな、としかならないわけですよ。河瀬川マジ可愛いよな。

一巻を読んだときも思ったんだけど、頭のザクシードソフトの新作発表会、あそこにいたのはリメイクをした恭也説、極めて濃厚ですよね? 送り込まれるところに恭也がいるところとか、恭也の最終到達目標を考えるとむしろそれ以外の結論が思い付かないというか。

さて、今回は前回より続いていた動画制作篇の決着なわけだけど、やっぱりこういう形だよなあ。いや、具体的に思いついていたわけではないからそういうことか、という結論にはなるし、全然問題はないんだけど、九路田チームの凄さがまるで伝わってこないし、それはまあ、恭也たちも同じなんだけど、こういうところに惜しいのがあるよね。ラノベという媒体では仕方ないのかもしれないけれど。

けれど、まあ、総評としてはめっちゃ良かったって話になるんだけどね。完全に予想されていた結末にいかにもっていくかという点においては非常に良く出来ていたと思うし、じゃあ、次はどうなるのかって問題においてもいい引きを作れていたのではないだろうかと思います。

あと、アニメ化企画進行中とのことで頑張ってほしいです。

ノシ