泣き言 in ライトノベル

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人なき世界を、魔女と京都へ。

何という、雰囲気。

ぼくが授業中のうたた寝から目を覚ますと、教室が空っぽになっていた。教室だけじゃない、街にも家にも誰もいない。世界から人間が消えた…と思いきや、ひとりだけ―士道花織が残っていた。いつも不機嫌に眼光鋭く、周りに命令ばかりしている彼女のあだ名は、“魔女”。そんな士道さんによると、世界を元に戻すためには京都へ行く必要があるらしい。こうして、理屈屋で意地っ張りで、とびきり可愛い“魔女”とぼくとの短い旅が始まった。 

僕の感想は超典型的なファミ通文庫の売れないやつ。

何となく会話のテンポはそこそこ悪くない感じで、話の大筋もそこそこ、雰囲気だけはいいけど、リアリティが薄味でそこそこ楽しめないこともないけど、こんなのありえねえと思ってしまって、結局入りこめなくなる。

結果、いい話だけど印象に残らないし、印象に残らないから語られない、売れない。そもそも、この系統の話で泣けないというのはわりと致命的なのでは? と思わないでもない。

普通に、普通で反応に困るというのが一番大きい。印象に残らないから叩かれはしないだろうけど。

ノシ