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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?3 神々の道

【近況】風邪ひいたかも

 世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された―英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、何者かの影響で豹変した蛮神族の英雄・主天アルフレイヤを撃破。イオ連邦の地にひと時の休戦をもたらす。聖霊族が支配するユールン連邦への案内役として、エルフの巫女レーレーンを加えた一行。だが、凶暴化した巨大なベヒーモスの襲撃で事態は急変。導かれるようにオルビア預言神の祠へと辿り着く。「あなたたちに世界の運命を託したい。この世界は『偽り』です」。ジャンヌに救世主となるよう求める預言神。だが、カイはこの世界での出来事から神の言葉に疑問を抱いていた―

大注目のファンタジー超大作、第3弾!

というわけでさすがに連泊はきつかったか? いや、そんなはずはない。

さて、一巻から四巻くらいまでは大体、同じ構成が予感されていた本作でしたが、三巻で三勢力とドンパチするという予定調和感漂う……とはならない。

撃破だったり、協調だったり、うまいこと差別化してきている印象ではありますが、僕としてはこう、評価に困る作品ですね。つまらない話ではないことを前提に、こう、滾るような展開が欲しいのはさすがにわがままかねえ? 大体、こういう先の展開がある程度予想できる「打倒四天王」とか「七つの財宝を集める」とか、あんまり好きではないのかもしれない。

そこにうまいこと伏線を張り巡らさせていくのが、やっぱり良い作品だし、これもその中に入るんだけど……。うーん、合わない。で片付けるのもあれだしなあ。

いや、普通に面白いんだけど。

具体的に、どういうふうにすればいいとか言えないのが、悩みではあるけれど。

僕としてはわりかし、あんまり手間取らず読めるこの作品はなかなか好印象だよ。そこが課題でもあるのかもしれないけれど。