泣き言 in ライトノベル

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僕と君だけに聖夜は来ない

新年1発目の記事がこれでちょっとへこんでいます。

というのも僕はこの作品には滅茶苦茶期待していました。前作「いつかの空、君との魔法」がくそほどに素晴らしいからです。幻想的な世界描写、広大な世界を予測させる設定、上質なボーイミーツガール、負け犬ヒロインなどなど僕の好きな要素がどんどん詰め込まれていたのです。最高かよ。

というわけで、その作者である「藤宮カズキ」先生の新作ということで「あ、これ、打ち……」などという心配をひっそりとしつつ、それでもあの人の作品なら大丈夫だろうと楽しみにして購入したものです。

しかし、その出来は……。単純に僕の好みではなかった。おおよそ僕が考える問題点ですが、今回、登場キャラクターが非常に少なかった。中盤辺りまではほぼほぼ主人公とヒロインくらいしかまともに話に絡んでくるキャラクターがいなかった。ヒロインと主人公が最初からラブちゅっちゅな感じなため、本作の肝である、ループ部分が単調になっていたのではないかと思います。

好意に気付かない主人公、指摘するサブキャラ、慕ってくれるサブヒロイン、などなど様々なキャラクターが出てこそ、物語の深みが増すタイプの作家だと思っていたのでそこは素直に残念です。

物語をわかりやすくしたのかもしれないですけど、単純化されすぎたかなという印象です。あと、ヒロインが僕の好みではなかった。いや、割とマジで最近性癖が歪められている感じがするんですけど、それが原因かねえ?

ノシ