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りゅうおうのおしごと13

姉弟子可愛い委員会。

はぁはぁ、姉弟子可愛いよ!

三段リーグ最終日の翌日。
『史上初・女性プロ棋士誕生!』の報に日本全土が沸き立つ中、雛鶴あいは関西国際空港を訪れていた。
親友の水越澪が海外へ旅立つのを見送るために……沈みがちになる気持ちを隠して明るく振る舞うあい。
意外な人物との再会をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出す。

「最後に一つだけお願いがあるんだ」

同じ頃、あいの師匠である八一は東京の病院にいた。満身創痍で眠り続けている銀子の傍らに……。
あい、澪、綾乃、シャル、そして天衣。五人の少女が集う最後の一日を描いた、約束の13巻!!
飛び方を覚えた雛鳥は今、大空へと羽ばたく――

 

 ふー、八一の奴彼女作ったんだ。どうせ小学生でしょ? 違うの? そっか、ロリコンだと思ってたけど、人並みの感性もあるみたいね。良かったわ。別にどうでもいい情報だけど、条例で捕まるところなんて、将棋界にとって大迷惑だからそれ以上の意味なんてないけど。

 で、結局どういうやつなわけ? ふーん、女性で初のプロ棋士。そうよね、子どもとか弟子とかそういうのじゃなくて、ちゃんと八一とおんなじ目線で物事を見れるプロ棋士が相応しいに決まっているものね。なんでもかんでも師匠師匠って、後ろをついて歩くような小学生なんて八一に相応しくないのよ。

 そりゃ、実力だけで言えば、遠く及ばない女の子かもしれないけれど、一緒の目線に立ちたいっていう健気さや向上心が大事だと思うの。だって、恋人なわけだし、これから末永く一緒にいる関係なわけだから、対等な関係じゃないといけないのよ。

 ふふっ、これからが楽しみだわ。