泣き言 in ライトノベル

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ひきこもりの弟だった

この本を読んで何も感じなかったとしら、それはある意味でとても幸せなことだと思う

ファック。

というわけで滅茶苦茶感じることがありましたし、何というか心が痛い。滅茶苦茶刺さっているし、何なら愛を知ることができた啓太くん……いや、さんに殺意すら湧き上がるまである。いや、ほぼほぼ年齢的には変わらんのだが。

ひきこもりの弟だったというタイトルからもう完全にその意味を理解していなかったなあと思う。そう、だったです。過去形です。その意味にたどり着いたとき、いや、気づけよって話ですけど、クソやられたと思うわけで、非常によかった。

また、挙げられていた三つ目の質問も、これは予想外だった。何というか、ああ、まあ、確かにそういうことだろうとも思ったから。それをうまく隠すために千草というキャラクターがいるんだろうけれど、見事に騙されました。

僕は兄(姉)弟仲は非常にいいと自負しているし、実家に帰るとものスゲエだらけてしまうので、そういう意味では実家が帰る場所だし、ひとり暮らしをしていて、家でもだらけてて、やっぱりここが自分の帰る場所だとも思う。趣味に邁進して、まあまあ大変だけどそれなりに白い企業にも勤めていて、何が不満なんだと思うけど、きっとそういうふうに言語化できてしまったときにはそんな苦労や不満を抱いたりはしていないと思うわけ。

もう、本当に辛い。だけど、これはいいよ素晴らしい作品だよ。

ぶちまけてしまった自分語りに頬を染めつつ。

ノシ