泣き言 in ライトノベル

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ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした

素晴らしい

Twitterで天才現るとか、激しく絶賛されているのを見て、いやいや~と流行りものがあんまり好きではない僕としてはまあ、ねえなと思っていたわけでして、さりとて、うーん、最近あんまりラノベ読んでないからなあと手持ち無沙汰になるのも寂しく、そんな無聊を慰めるために買ったらこれが大当たり。やったぜ。

あんまりネタバレになるから言わないんだけど、あらすじからしてまず卑怯であることは間違いない。なんだこれ、脳みそが理解しようとしないぞ?

さりとて、文脈のセンス、文章のセンスは抜群であり、さっぱり理解できないのに心地よく体の中に溶け込んでいく読了感はえっ、マジこれ新人なのと疑いと嫉妬を抱いてしまう。

作家の力のバロメーターとして小ネタのセンスというものがあるんだけど、収集と応用、それがモロに出ると俺は思っているからこそ、言える。これは卑怯であると。もっとも、小説とか好みは激しいし、俺がいいと思ったものは、必ずしもあなたが面白いと思ったものではないのかもしれないけれど、それでも、何か感じるところがあったりするのが、この小説だと思うので、皆ぜひとも読んでくれよな!

ノシ