泣き言 in ライトノベル

ライトノベルの感想を真面目に不真面目に書きなぐるサイト

ボクはともだち。 ~I am not sweetheart.~

まあ、よくあるエロゲー、ギャルゲー、ライトノベルにおけるお約束をうまく生かしたメタ系統の強い作品です。

こちら公式サイト

・風路隣子

畜生、信じていたのに……という感じのルート。まあ、全ルートというか共通部分で見られたメタ構造が個人的にはやられたって感じだった。ああいう構造を作られたらこちらとしてはあっさり靡いちゃうのらめえええええ!!! という感じ。

シナリオ全体を通してメタを支える側の主人公がこうして後押しされるっていうのは、非常にメタが聞いていていいと思います。

・比嘉那波

正直、主人公のうだうだっぷりがちょっとだけイラッとした。というか、ヒロインの献身ぶりが辛くて辛くて……悲しい。まあ、こういう裏設定の飛び道具ぶりは嫌いじゃないとは思うけど、実はこうでした、ばばーんっていうのは物語をいちから振り返ったときを、想像していいものじゃないとって思うんだけど、それはまあいいや。

というか、あそこまで引っ張っておきながら姉妹丼がないというか立ち絵すらないってのは本当に許さないし許されないと思っている。

あー……再プレイのときの憂鬱が……

あっ、ラスト付近の決断はわりかし予想通りでした。あの舞台設定が使われないってのは意外でしたが。

・楠本命

まあ、あれだな。ちょっとばかし主人公のうだうだぶりが鬱陶しかったかな? やっぱりルールを破ったときの罰っていうのがユーザー目線からあんまりしっかりと描かれていなくて、そういう意味で、主人公がルールを破ってしまうかもしれない、という恐怖感が伝わりにくくなっているのかなと。設定に関わるところではうわーまじかーありきたりだなーとか思いつつ、そういえば、あんまりこういうシナリオはやったことねえなと。

とは言いつつ、やっぱり王道たる理由をしっかり描いてくれたので満足です。

・綾崎綾乃

主人公だからぐだぐだ以下略

シナリオの出来云々と言う前に個別ルートと似た展開を見せつけられるのは非常に面倒臭い。スキップさせてくれ。もともとシナリオ構造的に、配役としてまあ、これは簡単に、比較的に予測できる感じでした。これまた王道で、そっか、ここであのギミックを使うのかという感じでした。

エロシーン一回だけか……

・雑感

シナリオ

王道な感じでメタ構造を利用した展開ですし、それなりに楽しめるシナリオだったと思います。ただ、個別ルートに入ったとき、一度見たイベントをスキップできないのはちょっと面倒臭い……。

ちょっとストレスになりますね。ただ、シナリオ自体はよくできていると思います。

音楽

SEがちょっと違和感覚えるところがあったりしましたが、OP、EDはよくできていると思います。

ビジュアル

ちょこちょこスチルと背景の不一致やら、背景のレベルの差異なんかは結構気になりました。ただ、命と隣子に関しては特殊というかめっちゃ気合入っている象徴的なスチルがあるのに那波にないのはちょっと悲しいですね。

主人公のぐだぐだぶりとシナリオの面倒くささに耐えれれば普通に良作レベルかと。

DLサイト

ノシ