泣き言 in ライトノベル

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文句の付けようがないラブコメ4

敢えて定義をするなら、起承結のラブコメだと

 いや、まあ? 鈴木大輔のラブコメはそこそこ面白くてそこそこ物足りなくて、「文句の付けようがないラブコメ」はむしろかなり気に入っていた方の作品なんじゃないかなと

 ただ、その理由を詳しく分析するならば、出会いから好きになるまでの過程を吹っ飛ばしていくってことかな?

 正直な話、ラブコメにおいて一番面白いと思うところは、世界が変わる瞬間だと思っていますヒロインの名前じゃないですよ?

 これまでの間、ラブではなくライクであったはずの友達がふとした瞬間、あるいは決定的な瞬間、ラブという恋愛感情に変化して、これまでの関係性では決していられない……そんな瞬間こそがラブコメを見ていて、あるいは読んでいて一番面白い瞬間ではないかな、と

 だから、このラノベは運命的な出会いと悲劇的な別れがあるだけでその瞬間があんまりうまくないのだと思う

 といいつつうわぁぁぁぁ……とか頭抱えているわけですが、ものの見事に作者の手のひらの上でくるくる転がされているわけですが

 まさかこういう展開で来るとは……いつかこういう展開が来るとは思っていましたがねえ、まさか……辛いです

 はっきりと言えば、そろそろ分岐点というか、これまで積み上げてきたものに対する精算というか、進歩というのを見せてもらいたいですね

ノシ