二度目の夏、二度と会えない君
いい青春ものだ
初めに言っておこう
この物語は確定した世界に進む物語である
たとえどんなに過程が変わったとしても結論は変わらない
結末は変えようがなく、逃れようのない決定事項なのである
決して誰かのためなどではなく、自分
自らのたったひとつだけの心残りのためだけに彼は行動する
この物語はあらかじめ決められた道を歩く物語だ
一本の道を思い浮かべて欲しい
その道の両側には桜が咲き誇り素晴らしい風景だといえる
これはそんな物語だ
あらかじめ綺麗な場所だとわかっている
そんな場所に”敢えて”、”わざわざ”、足を運ぶのがこの物語だ
だが、安心してほしい
この物語は、赤城大空が描くこの物語は、私たちの予想を超えた景色をみせてくれるはずだ
ノシ