泣き言 in ライトノベル

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スワロウテイル序章/人工処女受胎

揚羽がまともなお姉様やってるだと……

1巻、2巻読後から随分と時間が空いたので揚羽の本編におけるキャラクターについてはかなり曖昧だが……

ちなみに連作中編集

蝶と果実とアフターノエルのポインセチア

人工処女受胎(受胎するとは言っていない)

テーマとしては子を成すということの意味でしょうか

子を成すことで自己の喪失を埋め合わせようとする、みたいな

もちろん、人工妖精にはそんな機能はないので擬似的な、といったところでしょうか

蝶と金貨とビフォアレントの雪割草

性欲の発露、乙女の園

いいと思います!!!!

もっとも性欲の発露(吸血衝動)ですけどね

五稜郭のくっそ面倒な仕掛けの一端が明らかになった、というかことさら強調された感じ

ところで、お姉様に差し上げるバレンタインって素敵ですよね

蝶と夕桜とラウダーテのセミラミス

この章題(この章題だけではない)なんかスタイリッシュ感というか、レストランメニュー的なセンスを感じる褒めてはいない貶してもいない

学園最優秀を決める選挙に巻き込まれた(義妹に一方的に担ぎ上げられた)揚羽なわけですが、自分が就活中にこんなことなってたらひたすらにびびるわ

というかアレに手を出したらいかんでしょ黒ねずみに……

起承転結でいうところの転

深い陰謀に巻き込まれてしまうわけです

もともと巻き込まれていたようなものだけど……

蝶と鉄の華と聖体拝受のハイドレインジア

大体全てを失った揚羽が作中時間に戻るプロセスを書いているわけだけど

結に相応しくというか当然として、解説(無論、SF的な)が多かった

1巻、2巻に比べると大分読みやすかったけど……

個人的ベストシーンはラストシーンではなく、その一歩手前ですね

SFにおける読みやすさってすごく重要だと思うので、つまるところ設定を読んでいてあきないという点、今回はすごく面白かったです

最後に、この作家さんのギャグセンスってこんなにあったけ?

ノシ