泣き言 in ライトノベル

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公園で高校生達が遊ぶだけ

やっぱり神小説やんけ!

瀬川エリカと俺、吾妻千里は昔からの幼馴染みだ。
小学校でも中学でも、そして高校でも、瀬川と俺は、公園で遊ぶ。
ダベったり、野球をしたり、走り回ったり、ちょっと喧嘩したり。
「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」
「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」
「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」
「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」
「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」
そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――

やだなにこれエリカちゃん超かわいい。割とタイトル通り、高校生達(一部中学生・小学生)が公園で遊んでいるだけだった。子気味良く語られる会話や割とどうでもいいけどなぜか盛り上がってしまうあるある会話がすこだ。

別にやってることが面白いわけじゃないけど、ただ単にこいつらが面白いだけの小説なんだよなぁ。流行んねえかなぁ。今のままなら30巻くらい続けてもいいレベル。こういう幼馴染が欲しかった……現実から目を逸らしていけ全力だ。

なんだろう、こういうの売れる気がしないんだよね。笑いのレベルが「ふふっ」なんだよね。バカテスとかは「ぐふっ!」なんだ。別にどっちの笑いが高尚? レベル高いとかではなく、後者の方が目立つってだけで。良くも悪くもマニア受けするタイプ。

「ふふっ」とか「ニヤリ」とか気味悪いオタクプレイをしたい諸兄はぜひ読むといい。大変素晴らしい小説だからな。これは。

ノシ