泣き言 in ライトノベル

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優雅な歌声が最高の復讐である

セッ●スだ!

俺は怪我でサッカーを辞めた。他にやりたいことなんてない。そんな灰色の高校生活で出会ったのが、歌姫の瑠子だった。学校中に注目される瑠子は、夢を失った俺には近寄り難い。でもその瑠子から合唱コンクールで指揮者に指名された。なんで俺が―?私は歌えなくなってアメリカから帰ってきた。みんなは歌姫「RUKO」に期待している。本当のことを言えず辛い時、サッカーをやめて無気力になった隼人がいつも助けてくれる。私のことは覚えていないみたいだけど、またかつての輝きを取り戻して欲しいと思ってる―。挫折から立ち上がる少年と歌姫を描く、極上のボーイミーツガールストーリー! 

最高のセ●クスだった。

某竹達●奈の彼氏(仮)さんが「あずにゃんの声でやってよwwww」と言うのはもはやネットではコピペと化していると言っても過言ではないだろう。表の声優の喘ぎ声は彼氏以外では聞けないのだ。たとえ、聞けたとしてもそれはあくまで演技であり、それはやはり本当の喘ぎ声ではない。

話を戻そう。

声優とは声を売る職業である。声の特別性に加えて、それが自分に向けられるという妄想こそが「あずにゃんの声でやってよwwww」の正体なのである。よく考えたら話が戻っていない。どういうことだ。

話を戻そう(二度目)

本作のヒロイン、倉嶋瑠子はディーバである(ここでは本編での表記に準拠する)。彼女もまた、自らの声帯を震わせて金を稼ぐ人種である。こういう表記自体が彼女にとって酷く不遜、傲慢、あるいは失礼なのは間違いない。割と主人公とセック●をして喘ぐヒロインを妄想する人種である僕は割とクズだ。

話を戻そう(三度目)

彼女の特別な声が自分のことを言ってくれる、それが最高の幸せであるがゆえに僕はそれを妄想してしまう。それは避けられないことだ。どうしようもない。だからこそ、僕はそれを本当に聞くことを望まない。それはだってもう主人公の特権だからである。

……

と思って、ブログを〆ようとしたが、割と何を言っているかわからない。

本作の魅力は挫折を経験している主人公&ヒロインの物語である。それはもう、既にどうしようもない物語であり、この作品でどうにかなることはない。それは仕方がないことだ。だからこそ、それでも生きていく。好きなことに対して真摯に向き合っていく物語なのだ。

だからこそ、酷く辛く感じられるし、読み続けてしまうのだ。地に縛りつけられた二人の物語にぜひとも触れてみてほしい。

よし、これで●ックス連呼の件は許されたな!

ノシ