泣き言 in ライトノベル

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忘却のアイズオルガン

る~るる、るるる、る~るる、るるる、るるるるる~ ルルル文庫!?

悪魔が人類の隣人であった時代。『悪魔喰い』の魔術師・ダヤンは、己が屍人形としてしまった少女・アリアを生き返らせるため、記憶を失った彼女と悪魔退治の旅を続けていた。旅の中で訪れた新たな街。住民たちは生気を失ったような様子で、病院を訪れる患者が後を絶たないらしい。さらに、巷ではその病院にまつわる奇妙な噂が囁かれていた。そこに悪魔の匂いをかぎつけた二人は、さっそく調査を開始するが…。悪魔をその身に封ずる魔術師と、寄る辺なき世界に惑う屍人形の旅。これなるは忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語。

僕のルルル作家童貞は宮野美嘉に奪われてしまった(責任は取らなくて良い。なんなら作品に取ってもらうまである)

というわけで表紙見たとき、「これはいける」と思ったが買い忘れ、熱も冷めかけたところに喝を入れ、さらに読むまで時間がかかり、さらに喝を入れ読了しました。いっぱいちゅき。

こういうあからさまに数を肥大化させて結末系だと、真面目な話、途中で頓挫する確率が非常に高いのが残念。面白いのに。僕はこれを読んで「あっ、売れないな」って思ったし、勿体ないなあって思う。何というか、やっぱり少年向け/少女向けの垣根って想像以上に大きいのだ。というわりと当たり前な結末に至る。

地味に少女小説作家を読む機会には恵まれないので、凄く新鮮な感じであった。

こう、うまく言語化できないけど、凄く新鮮。新感覚。

とりあえず、十巻くらい続かねえかなぁ~。と思うくらいには良かった。

ノシ