泣き言 in ライトノベル

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俺が好きなのは妹だけど妹じゃない

アニメ化進行中ということで読んでみた。

成績優秀で、生徒会長も務める完璧優等生な中学三年生の妹、永見涼花がライトノベル大賞を受賞!?しかもその小説の内容は『兄を溺愛する妹のイチャイチャラブコメ』!?兄の俺にはいつも厳しいのに…。さらにはラノベや萌えがわからない涼花の頼みで、俺が代わりにラノベ作家としてデビューすることに!?それだけでも大事なのに出版された小説は空前の大ヒット!俺(妹)のファンという美少女たち、ラノベ作家や、イラストレーターが集まってきて―。涼花は取材のために、デートしたいと言ってくるし!勘違いしないでくれ、俺が好きなのは妹の書いた小説の『妹』で、目の前の『妹』じゃない。

何というか、普通の妹ものだった。物凄い偏見ぶん投げますけど、最近の妹ものって何かに対して突出した才能を持った妹がけれど困っている、という状況でそれを主人公が助ける、という形が非常に多いと思うのです。

なんだ、妹は優れていないとダメなのか!? どうなんだそういうところ! と最近喧嘩腰になっているの本当にダメだと思うんですよね……。我ながら。

別にラノベ作家ものがダメとかそういうわけではないし、人類はすべて妹に還るのだ! 的結論ももちろんありだと思います。とはいえ、普通に面白かった。妹が可愛かったので、買おうかなーなんて思ったりします。人気作を一巻切りしていたら読む本なくなるのでええ、それです。

何というか、最近の妹は超人かグータラしかおらんのか、普通の妹はいずこに! って思ったら、パッと浮かんだのは小町なんですけど、小町別にヒロインじゃねえな。強いて言えば、かえで(花楓)もそうだけど、やっぱりヒロインじゃねえな。

こう、エロゲ的文脈でのヒロインとしての妹属性はなぜか超人、グータラが多い気がするのでもう少し、普通の妹が欲しい。何というか、カタログスペックが強い感じの妹は食傷気味。

最近だと、「さらば、佳き日」の妹の晃ちゃんがおすすめ。あの子もあの子でかなりカタログスペック高いかもしれんけど。でも、普通にいそうな女の子なのが良い。俺としてはやはりリアルにいそうな系女子がいい。

次も期待してる。

ノシ