泣き言 in ライトノベル

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学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇

いやー、滅茶苦茶よかった。

僕好みの内容なので、ぜひとも読んでみて欲しい非常におすすめ。まあ、ただ、ヒロインがメタクソにボコボコ言われるのでそういうのが嫌な人には非推奨って感じ。彼はツンデレなんだ、許して……やらなくていいな。

テーマとして語られるのは正義とは何かってことなんですよね。正しいとは何か? そもそも絶対的な正しさとは存在するのか? という問題からこの作品はスタートしていて、結局のところ主人公である法条が言うように、主観や物の見方によって正義や正しさというものは表裏を変えて現実となって現れるものである。

そして、この世の中に絶対的な正義があるのならば、それは絶対悪がある状況のことであり、それは最早必要悪と言っても差し支えないだろう、ということ。僕はこの手の話が本当に好きなので皆、ネタにするべきだと思う。

この人は本当に突き抜けていくのがうまいなあと思う。抱えた熱量を間違いなく、作品に伝えることができる。下着事情から全く変わっていない。素晴らしいと思う。多分、僕としてはこのまっすぐさが変わったりしない限り、この人の作品を買い続けるんじゃないかな? 買い続けたいなと思う一冊でした。

ノシ