泣き言 in ライトノベル

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左巻キ式ラストリゾート

確か、挙げられていたと思ったのだが、気のせいだったかもしれない。

ライトノベル三大奇書に入っていた気がするんだが、検索してみてもそれらしいヒットはなし、どうやらまごうことなき勘違いだったらしい。

とはいえ、海猫沢めろんの名前は知っていた。何をしているかは知らなかったが、滝本竜彦の知り合いということぐらいは知っていた。滝本竜彦の熱狂的ファンの先輩の影響で知っていた。けれど、両名の作品を読むのはこれが初めてだ。僕は『NHKにようこそ』すら読んでいないにわかなのだった。

冒頭からいきなりやべえ臭が漂うわけだが、おそらくおおよその人が抱くライトノベルというジャンルに対するイメージにフルスイングをぶちかます作品ではあるなと思った。そして、きちんと話としてまとまっており、なるほど、確かにこいつはすげえやってなる。

けどな、これはこいつにしか書けないんだろうなとは思った。

ノシ