泣き言 in ライトノベル

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Kaguya5 ~月のウサギと銀の方舟~

完! お疲れ様でした

いや、もうとっくの昔に終わっているわけですが、とりあえず言っておこうかなあなんて思ったりもします

鴨志田一の源流を辿ろう

そんな思いで読み始めたKaguya

最初はう~ん、この荒らさが目立つ鴨志田一っぽさなんだかなあと思ったりしていましたが、尻上りに調子をあげていき、最終巻では思わず涙ぐんでしまいましたやっぱり鴨志田一って神だわ

調子のいいことを言ってますが、この作品は間違いなく鴨志田一作品です、断言します

鴨志田作品に共通するテーマ(神無き世界の英雄伝は読んでない)がきちんと描かれていたと思います

他と違うということは排斥されうる理由になるということ

アルテミスコードしかり、突出した才能しかり、思春期症候群しかり

だからこそ、できることがあるのだと、わかることがあるのだとこの作品は教えてくれるのです

宗太がアルテミスコードを持っていなかったらひなたに寄り添えたでしょうか、空太があんな性格でなければ、咲太が思春期症候群になっていなければ

こんなものは物語におけるIFです

たらればは通用しません

彼らは一般人だとは口が裂けても言えません

だからこそ、特殊な人間の気持ちに寄り添うことができる、そばにいてあげることができる

だから、格好いいのです

周囲がどれだけ彼女たちを排斥しようとしても主人公はそれは違うと彼女たちを守る盾になれるのです

本当におすすめですね鴨志田先生は

Kaguya〈5〉月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)

Kaguya〈5〉月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)

 

ノシ