泣き言 in ライトノベル

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クズと金貨のクオリディア

このヒロイン、クズである

はっきり言って、だがそれがいい

たとえば世の中には様々な法則が存在する

そしてこの世は不条理でできている

経済学で語られるような人間は合理的な選択を行うという存在ではない

純然たる正しさがそのまま受け入れられるわけではない

正しさが悪となることだって存在する

そもそも正義と悪は決して二軸対立の象徴として語ることはできない

いつだって正義と悪は相手を叩き潰すために使われるものだ

この物語のヒロインは正義を使い、無知につけこみ自らの目的をなすクズだ

まったくもって否定のしようもする必要もない

彼女は自らの正しさを頑なに信じている、それが正義であるということをだ

だが、それを否定され打ちのめされたとき手を差し伸べてあげるのが主人公である

つまるところ、これはそういう物語なのだ

ノシ