スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの
祝完結!!
おめでとうございます!!
SF小説で種のアポトーシスによって滅びかかっている人類とそれに寄り添う人工妖精
言ってしまえば今作品は揚羽と真白のダブル主人公みたいな感じになってるんだよね
個人的には一番好きなのはラスト付近の展開のもっていきかた
何もかもを失ってしまった揚羽
と
何もかもを持っていた真白
それゆえに二人が大事にするものは微妙に違っていた
もちろん、お互いを大切に思っていたことは間違いない
けれど、始点が正反対なら終点も正反対
怨嗟をぶつけられた揚羽は人類の繁栄を願って希望を抱いて
祝福を捧げられてた真白は人類の絶望を願って呪詛を吐いた
そして気に入っているのは冒頭に書いてある御伽噺チックなお話
百人の村にやってきたお姫様は誰もがその村を捨てていく中で誰もが幸せな街が本当にあったことをいつまでも語り継ぐことにしましたってね
ノシ